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(第2版) 初音島乙女大戦
--第二章--開戦--




注意・・・杉並エンド前提&音夢の看護学校行きは無し/マルチエンディング





――― 朝倉家 純一の部屋 ―――

音夢 「にっいさーん。起きてくださーい。」
純一 「・・・・・・」
音夢 「ん〜。どうしよう。」
純一 (起きるのも、かったるい。)
音夢 「じゃあ・・・・」
純一 (ん?静かになったぞ?)
音夢 「えい!」

    ぽふ

純一 「・・・・・」
    体に重みを感じる。
純一 「で、音夢。お前は何をやっているんだ?」
音夢 「え?」
    布団越しではあるが、音夢が抱きついているのがわかる。
純一 「・・・・・」
音夢 「はっ、にっ・・・兄さん。あの、これは・・・その」
純一 「貧血か?」
音夢 「へ?」
純一 「そうか、いつもいつも俺に重量級の書籍をぶんなげているが、
    とうとう自分の持ちきれないものまで出してきたか。
    頼むから殺さない程度にしてくれ。」
音夢 「・・・・・」
純一 「?」(様子が変だな)
音夢 「兄さんはいつも私をそんな風に見ていたのですね。」
純一 「え・・・」
    明らかに寂しさの微成分が含まれている声に絶句する。
    永遠の一瞬
純一 「おい、大丈夫か?。今日はなんか変だぞ。」
音夢 「兄さんは・・・」
    音夢が布団から起きて背中を向ける。
音夢 「兄さんは私の気持ちを知ってもそう言うのですか。」
    そういって音夢は出て行ってしまった。
純一 (なんか、かったりいことになり始めてきたな・・・)
   
    とりあえず、時間もないので、さっさと外に出て行く。
    ドアを開けて・・・・
???「朝倉せんぱーい。」
    がちゃ。ドアを閉じる。
純一 「何かいたような・・・」
    意を決してもう一回開いてみる。
美春 「どうしたんです?」
純一 「何をやってる」
美春 「なにをって・・・・ただ先輩を待ってただけですよ?」
純一 「音夢は?」
美春 「先行っちゃったんですよ。美春にも気付かずに、よよよよよ〜〜〜」
純一 「そうか・・・」
美春 「じゃあ、行きましょう、先輩。」

    しばらく歩くと・・・
      ドン
    背中に衝撃が走る。平らな感触

???「お兄ちゃ〜〜〜ん」
純一 (この平べったい感触は・・・・)
純一 「おい、さくら。」
    そういって引っぺがす。
さくら「うにゃ〜〜〜」
純一 (かったるさ、増量中)
    さくらと美春の目が合う。
純一 (その二人の笑顔がたまらなく恐いぞ。)
    結局、今日は美春とさくらに挟まれての登校となった。
    疲れて、教室についたとたん机にうっぷした。
杉並 「朝倉よ、今日も絶好調だな。」
純一 「これが絶好調に見えるなら辞書を読み直すことをお勧めする。」
杉並 「ところでだ、今朝のご感想は?」
    軽くスルーして本題に切り込んでくる。
純一 「・・・・・大変だったぞ。」
杉並 「そうか?いいことではないか。」
純一 「どこがいいことだよ。音夢の様子が変だし。美春とさくらには挟撃されるし・・・」
杉並 「何を言う。はっきりしないお前に、そのことでイライラする女の子。この構図から抜け出せるんだぞ?」
純一 「そういわれればそうだが・・・」
杉並 「そうだろう?」
純一 「しかしなぁ」
杉並 「しかし?」
純一 「なんかなぁ・・・・かったるい。」
杉並 「あのなぁ。」
    教室のドアがガラッと開いて、さくら『先生』が入ってくる。

――― 朝倉家 純一の部屋 ―――
純一 「・・・今日はもう疲れた・・・目覚まし目覚まし。」


選択肢
  1. 明日は、早く起きる(⇒早起的第三章へ)(ごめんなさい。制作中です。)
  2. 明日は、ぎりぎりに起きる(⇒遅起的第三章へ)

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